New!【 報恩講 】 2015年11月14日(土)~11月16日(月)
遅くなりましたが更新します。
今年も宗祖親鸞聖人報恩講をお勤めすることができました。
754回忌の御命日法要ということでした。
夏に大広間が完成し、寺の全ての施設が完備された中での報恩講となりました。
15日の御講師は、明願寺(愛知県岡崎市)の御住職である松野尾慈音先生にお越しいただき、お取次ぎをいただきました。
昨年と今年は土日が絡む日程でしたが、平日開催の年にもたくさんお参りいただきたく思います。
報恩講が終わったら、寒さが少し増したような気がします。
もう冬支度の季節ですね。
【 福島南組 仏教婦人のつどい 】 2015年10月7日(水) 常瑞寺(白河)
今年も無事に、「福島南組 仏教婦人のつどい」を開催することができました。
108名もの参加があり、本堂は満堂でございました。
昼食は、竣工したばかりの大広間でご用意させていただきました。
今年の会場は当寺ということで、数か月前から準備をしてきました。
しかしどれだけ綿密に用意をしたつもりでも、何か抜けていることがあるのではないかと緊張いたします。
当寺の仏教婦人会・仏教壮年会の皆様には当日お手伝いいただき、とても心強かったです。
このページをお借りして、御礼申し上げます。
御講師は、今井雅晴先生(筑波大学名誉教授・真宗文化センター所長・東国真宗研究所所長)にお願いをさせていただきました。先生は講演や著作など、大変お忙しい中ではございますが、午前・午後と先生の御研究の中からお話しをいただきました。
講題は、『 恵信尼さま。親鸞聖人とともに。 - 出会いまでと、その後の生き方に注目 - 』ということで、親鸞聖人と、親鸞聖人の奥様の恵信尼さまについて、当時の生活の実像に迫るお話でした。
先生は、現在の親鸞聖人研究の第一人者でございます。つまり、歴史上の親鸞聖人や恵信尼さまについて、その研究の最先端におられる方ですから、今回直接お話をお聞かせいただけたことは、私たちにとってなかなかめぐりあうことのできない稀有な経験となりました。
今まで私たちが学び、刷り込まれ、思い込んできた親鸞聖人の実像というものが、近年の研究により少しずつ変わろうとしています。今まで抱いてきたイメージと異なる歴史上の親鸞聖人がお姿を現すとき、戸惑われる方もおられるでしょう。
しかし先生のお話の中で、「たとえ親鸞聖人の実像について、これから新しいことがわかったとしても、それによって親鸞聖人の教えが歪められることはありません。」という力強いお言葉がございました。
800年という長い歴史の中で、親鸞聖人の説かれる教えに救われていった無数の方々、そして今を生きる私たちの信仰というものが変わることはありません。であるならば、新しくわかってくることは受け入れて、その上で、親鸞聖人や恵信尼さまの、そのような歴史上の営みのおかげで今私たちが念仏に出遇うことができたのだという感謝の心を大切にしたいことです。何か一つでも歴史上の条件が違っていたら、私が今生で救われる教えに出遇うことはなかったのですから。これを仏教では、「縁」というのです。
新しいことがわかってくるのって、ワクワクしませんか。
私自身は御講話中、怠け者だった学生時代を思い出しました。
歴史を専攻するなかで、中世史の授業は好きだったのですが、久しぶりにそのような雰囲気を感じました。
さすがに名誉教授の御講義でございます。今井先生は穏やかな語り口でお話しをされますが、そのなかに「静かな迫力」があり、同時に、「もっと学んでおけば・・」という、学生時代の不実を恥じる思いがいたしました。
なかなか頻繁にお越しいただくことは叶いませんが、またこのような機会を作れればと考えております。
お天気は最高の秋晴れに恵まれ、紅葉が始まりかけた気持ちのいい一日でした。
【 秋彼岸 】 2015年9月20日(日)~26(土) 23日(水)彼岸会中日法要
お盆が終わり、いつの間にか秋のお彼岸となっていました。
大広間の改修も終わり、このお彼岸でのお斎(おとき:お食事)接待が、新しい大広間の初披露となりました。
和洋どちらの使い方もできますし、パーテーションで区切って会議などにも使用できます。
これからいろいろな活用の仕方を考えて参ります。
今回の写真は外回りや大広間を。
お彼岸直前までの雨天・曇天がうそのよう。
きれいな青空でした。
【 福島南組 門信徒のつどい 】 2015年6月3日(水) 光善寺(三春)
今年の「福島南組 門信徒のつどい」は、三春町の光善寺様が会処(えしょ:会場)をお引き受けくださいました。
常瑞寺からは私を含めて9名でお聴聞させていただきました。
御講師は、専能寺様(宮城)のご住職、足利一之先生でした。
「 泥の中よりすくわれて ~たのむよりさきに~ 」というご講題でお話しくださいました。
専能寺様は震災の被害が大変に大きかったご寺院です。海まで2kmと近く、津波の被害が甚大でした。
思い出して言葉にするのもお辛いはずのご経験を、詳しくお話しいただきました。
東北の場合、「元通りに復興したのちに、時折震災の時のことを思い出す」などという状況ではありません。
いまだに復興など進んでいない現状にありながら、日本全体では震災の記憶は風化しかかっている。
頻発する地震によって新たな災害を懸念することはしても、今現在、まだ被災中ともいえる方々が大勢おり、20万人の避難生活者が存在するということから目をそむけてはいないでしょうか。
先生のお話をうかがって、私自身、恥じ入る思いがいたしました。
また、一人ひとりがいかなる状況であろうとも、変わらずにお念仏の教えがこの私を支えてくださっているというお味わいもさせていただいたことです。
以前あるご講師が、「阿弥陀の救いは無条件の救いです。阿弥陀様がもし何か一つでも救いの条件をお付けになられたならば、まずこの私がこぼれ落ちる。」とお話しくださったことがあります。
先手を打って、あらゆる手をお使いになって、その御手に摂め取り、決して捨てない。
阿弥陀様のお手回しの中に安心をいただくことの力強さを、足利先生のご法話から味あわさせていただきました。
10月7日(水)は、当山常瑞寺におきまして、「福島南組 仏教婦人のつどい」が開催されます。
御講師は今井雅晴先生(筑波大学名誉教授)です。
親鸞聖人と奥様の恵信尼様についてお話しいただく予定です。
「仏教婦人のつどい」というタイトルですが、男性の皆様もご参加できます。
どうぞお参りください。
New!【 降誕会 】 2015年5月24日(日)
宗祖親鸞聖人の御生誕の日(5月21日)に一番近い日曜日に、毎年降誕会(ごうたんえ)をお勤めしています。暦の関係上、今年は第四日曜日となりました。
併せて開催している各種会議(総代世話人会議・仏教壮年会総会・仏教婦人会総会)も無事に終了し、法要後は降誕会の祝賀会を行いました。例年は大広間での祝賀会ですが、今年は本堂で開催しました。
【 春彼岸 】 2015年3月18日(水)~24(火) 21日(土)彼岸会中日法要
昨年の春彼岸は大雪の名残がありましたが、今年はとてもいい天気で、何より雪が少ないですね。
日中は少し暑いくらいのお彼岸になりました。しかし油断すると、夜はまだ冷えますね。
お彼岸が終わるといよいよ当山では、北側書院(大広間)の改修工事が始まります。
このお中日のお斎(おとき)接待を最後に、私が小さい頃から慣れ親しんだ(走り回った)広間ともお別れです。
秋のお彼岸を迎えるころには完成している予定ですので、しばらくお待ちください。
【 法泉忌 】 2015年2月7日(土)
常瑞寺では、毎年2月の第1土曜日に、「法泉忌(ほうせんき)」という行事を勤めます。
これは当山オリジナルの行事です。
当山開基の如信上人のご命日は、新暦2月2日(旧暦1月4日)。
また、前住職のご命日が1月2日。
当山にとって、「2日」という日は特別な日です。
そのため、如信上人の祥月と前住職のご命日法要をあわせて行います。
また、この日は「法泉忌公開講座」を開いております。
申込不要・無料の講座で、浄土真宗の法話会というわけではありません。
歴史の専門家、法律の専門家など、様々なジャンルの先生にも講話をいただきます。
本年は第13回目を数え、白河市の医師会長である穂積彰一先生にご講話いただきました。
先生は勤務医から開業医を経て、現在は在宅医療に方向を定め、いのちの最前線で患者さんと向き合っておられます。在宅医療の必要性、また、今後の需要はますます高まるであろう現状を、資料やパワーポイントを使いながら、丁寧にご説明くださいました。
わが身に起こる現実と向き合い、受け止めていくことは、浄土真宗の教えに支えられた私たちの、生きる姿です。
聴講された皆様もじっくり聴き入っていたようです。
さて今年は、例年にない学びの時間をこの法泉忌に開催しました。消防訓練です。
「いのちを、守る。」というテーマのもと、白河消防署の消防士さんがお越し下さり、消火器やAEDの使い方をご指導いただきました。
頭でなんとなくわかっていただけのことも、実際に見ながらご指導いただくと、大変な学びとなります。私自身、とても勉強になりました。寺にAEDが設置されている箇所は、まだまだ少ないようです。しかし、せっかく設置されていても、使えなければ意味がありません。救急車が来るまでの間、AEDを使用したり、心臓マッサージをすることで、格段に生存率が上がるそうです。いざという時に動けるよう、このような講習はとても大切だと感じました。また定期的に開催したいと考えています。
法要の後は、門信徒新年会が開催されました。毎年盛り上がるのですが、途中に豪華景品付きのビンゴゲームがあり、これがまた楽しいのです。来年もやりますよ!
朝11時から始まって、盛りだくさんの1日でした。数日前の予報では、法泉忌の前々日あたりに雪が降るということでしたが、天気予報が外れて嬉しい時もあります。雪かきの心配もなく、最高のお天気でした。
< 消防訓練 > 午前11時~
< 第13回法泉忌公開講座 > 午前11時30分~
< 法泉忌法要 > 午後0時45分~
< 門信徒新年会 > 午後1時15分頃~
【 御正忌報恩講 】 2015年1月16日(金)
浄土真宗本願寺派の本山である西本願寺では、毎年1月16日に報恩講の御満座をむかえます。
これは宗祖親鸞聖人のご命日が、新暦で1月16日にあたるからです。
大谷派では、旧暦のご命日にあわせて、11月28日が御満座となるようです。
当山では、報恩講は11月16日に御満座となりますが、1月16日も御正忌報恩講として法座がございます。
本年は、木村正明先生に仙台より御出講いただきまして、お取次ぎをいただきました。
また、法座の後には広間でおしるこをいただきました。
前日に雪が降りましたが、当日は気持ちのいい快晴でした。
New!【 除夜会・修正会 】 2014年12月31日(水)~2015年1月1日(木)
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』で描かれていた未来は、2015年の設定でした。
映画の中では車やスケートボードが空を飛んでいましたが、どうやらそんな2015年にはならないようです。
科学技術がどれだけ進んでも、人の心はそう大きくは変わりません。
日々の暮らしに振り回されるだけではなく、自分の足元を見つめながら、歩みを重ねたいものです。
今年はどんな一年になるでしょうか。
追加【 如信上人御本廟参拝 】 2015年1月2日(金)
当寺を開いた如信上人(親鸞聖人の御孫)のご命日は、旧暦1月4日(新暦2月2日)です。
そのため毎年1月2日には、御本廟に参拝します。
新年のご挨拶です。